生命に必要だが毒にもなる
鉄と細胞のはなし

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現代社会では鉄のない生活なんて考えられませんが、ヒトだけでなく、植物、微生物も含め、細胞が誕生したときから鉄とのつきあいが始まりました。鉄は主にヘムという色素化合物としてタンパク質にむすびつきはたらいています。しかし、遊離したヘムは毒でもあります。私たちは毎日摂食により他の生物がもつヘムを奪い、自分の鉄源として利用します。病原菌もヒトに感染して血液中のヘムを奪います。病原菌は自分の細胞から過剰のヘムをくみ出し解毒するポンプタンパク質をもっています。本講演ではこのポンプタンパク質の最新の研究にまで迫ります。

講師中村 寛夫

中村寛夫イメージ

ライフサイエンス技術基盤研究センター
構造・合成生物学部門 構造生物学グループ 
タンパク質機能・構造研究チーム 専任研究員

静岡県伊東市出身。東京大学で博士号を取得後、国内外でポスドクを経た後、理化学研究所に入所。ヘムが細胞から出たり入ったりするしくみを研究しています。週末クッキングやブルーベリーなどの鉢植え栽培、ウォーキングが現在のたのしみ。

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